<Swift>入出力と変数
今回の記事でわかること
- 入出力ができるようになる
- 変数を知ることができる
入出力について
Swiftでは、入力と出力の仕組みが少しシンプルで、出力は print() を使い、入力は readLine() を使います
入力
import Foundation
print("好きな値を入力してください:", terminator: "")
if let line = readLine(), let num = Int(line) {
print("入力した値は:\(num)")
} else {
print("数値を入力してください")
}
/* 出力結果(入力: 10)
好きな値を入力してください:10
入力した値は:10
*/
readLine() は文字列として入力を受け取り、Int(line) のように変換してあげると数値として扱えます
出力
let num = 10
print("変数内の値を出力:\(num)")
/* 出力結果
変数内の値を出力:10
*/
\(変数名) のように書くと文字列に変数を埋め込むことができ、print() はデフォルトで改行されます。開業したくないときは terminator: “” を指定できます
変数について
変数とは「値を入れておく箱」のようなもので、Swift では var を使うと変更できる変数を宣言でき、let を使うと変更できない変数を宣言できます
宣言 | 説明 |
---|---|
var | 変更できる変数 |
let | 変更できない変数 |
変数宣言
var num: Int // 整数型
var pi: Float // 小数型(単精度)
var c: Character // 文字型
var flag: Bool // 真偽値型
型を明示的に宣言することもできるし、値を代入すれば自動的に型推論されます
var a = 10 // Int型と推論
var message = "Hello" // String型と推論
変数への代入
var num: Int // 宣言
num = 5 // 代入
var a = 10 // 宣言と同時に代入
a = 20 // 上書き可能
/* 出力結果例
num = 5
a = 20
*/
定数
変更したくない値は let を使います
let taxRate = 0.1
// taxRate = 0.2 ← エラーになる
Swift では「なるべく let を使う」ことが推奨されています
数値の桁数指定
Swift では String(format:) を使って小数点の桁数を制御します
小数点以下の桁数を指定
let pi = 3.141592
print(String(format: "%.2f", pi))
/* 出力結果
3.14
*/
%.2f は「小数点以下2桁まで」を表しています
有効桁数を指定
let num = 31.41592
print(String(format: "%.3g", num))
/* 出力結果
31.4
*/
%.3g は「有効数字3桁」を表し、数値によって指数表記になることもあります