月ノ書

<C#>入出力・変数

今回の記事でわかること
  • 入出力ができるようになる
  • 変数を知ることができる

入出力について

プログラミングは基本的に座学よりも実際に試したほうが理解しやすいと思います。実際に下記のコードを入力してみてね

入力:Console.ReadLine

数値の入力
num = int.Parse(Console.ReadLine());   //numは宣言した変数を記述する。名前は分かりやすい方がいい

Console.ReadLineは文字列を返すため、数値の入力の場合はint.Parseやdouble.Parseを使って文字列を整数や浮動小数型に変換する必要がある

※入力のための変数はstring(文字列)型でなければならない

同じ意味を表す記述
string num = Console.ReadLine();
int.Parse(num);

分けて記述することもできる

文字列の入力
str = Console.ReadLine();

出力:Console.WriteLine

int num = 10;
Console.WriteLine("変数内の値を出力:" + num);

/*出力結果
 変数内の値を出力:10
*/

文字列はダブルクオーテーション(“)で囲む
Console.WriteLineとConsole.Writeの違いは改行有無

2つを合わせて使う

int num;

Console.Write("好きな値を入力:");                  //改行なしで文字列を出力
num = int.Parse(Console.ReadLine());
Console.WriteLine("変数num内の値を出力:"+num);     //改行付きで文字列を出力

/*出力結果
 好きな値を入力:10
 変数num内の値を出力:10
*/

変数について

変数とは、よく説明される言い方で表すと「値を入れるための箱」のこと
自由に名前を決めることができ、値を入れたり、その値に対して演算を行うことができる

演算:足し算や引き算、掛け算、割り算等といった計算のこと

変数を扱う上で必要なこと

変数宣言

変数宣言とは、データ型と識別子(変数の名前)を決めて宣言することを指します

int num;

上記が宣言する際の記述であり、intがデータ型、numが識別子を意味しているよ
データ型は「」とも呼ばれ、いくつかの種類があります

型の種類名前サイズ
文字型char1バイト
整数型short int2バイト
int4バイト
long int4バイト
unsigned int4バイト
浮動小数点型float4バイト
double8バイト
論理型bool1バイト
最もよく使用される基本型

サイズについてはメモリの概念が…ってあるから今後大事になるよ。頭の片隅には入れておいて…!!
型によって出力される結果が変わってくるから上手に使い分けようね

簡単に説明すると

・文字型:文字を代入、出力等ができる(a,A,あ,安)
・整数型:小数点を除く数字の代入、出力等できる(-1,1)
→小数点のある値に関しては、小数点以下が削除される
・浮動小数点型:小数点のある値を扱うことができ、代入や出力等ができる(-11.1,2.22)
・論理型:真偽値を表すための型であり、2つの値を持つ。trueは真、falseは偽を表す

変数への代入

変数の代入とは、自分が指定した変数に対して値を入れることを指します

num = 1;

上記では「変数numに1を代入する」といった処理が行われており、基本的には上記の記述で変数の代入を行うことができます

※変数の代入には、代入前に変数宣言をする必要がありますので注意!!宣言してなかったらエラーが起きる

int num = 1;

変数宣言を行う際、すでに代入する値が決まっているのでしたら上記の書き方も良いかも。実行結果は同じものが出力され、コードも短く済むよ

変数の桁数の指定

下記の記述方法はどれも出力結果は同じだけれど、使う場面で使い分けられたら完璧!!

フォーマット指定子
指定子説明・例(number = 1234.5678)
F固定小数点で表示(F2:1234.57)
D整数を指定桁数で表示(D5:01234)
E指数表記で表示(E2:1.23E+03)
Pパーセント表記(P:123456.78%)
C通貨表記(C:$1,234.57)
X16進数表記(X:4D2)

主に使うのはDとFかな、Dは必要に応じて0が追加されるよ、基本的には四捨五入されちゃうからされたくないときはまた別でプログラムを組む必要があったり…

ToString

//整数
int num = 10;
Console.WriteLine("整数の場合:"+num.ToString("D3"));

//浮動小数点
double pi = 3.141592;
Console.WriteLine("浮動小数点の場合:"+pi.ToString("F2"));


/*出力結果
 整数の場合:010
 浮動小数点の場合:3.14
*/

・識別子(変数名).ToString(“桁数”)のように使用する

1つの値をフォーマットしたい場合に使用するのが一般的

文字列補間

//整数
int num = 10;
Console.WriteLine("整数の場合:"+$"{num:D3}");

//浮動小数点
double pi = 3.141592;
Console.WriteLine("浮動小数点の場合:"+ $"{pi:F2}");


/*出力結果
 整数の場合:010
 浮動小数点の場合:3.14
*/

・$”{識別子:桁数}”のように使用する

コードの可読性が高く、変数を埋め込みながらフォーマットできるので、推奨されてるらしいよ!!

String.Format

//整数
int num = 10;
Console.WriteLine("整数の場合:" + String.Format("{0:D3}",num));

//浮動小数点
double pi = 3.141592;
Console.WriteLine("浮動小数点の場合:" + String.Format("{0:F2}",pi));


/*出力結果
 整数の場合:010
 浮動小数点の場合:3.14
*/

・String.Format(“{変数の位置:桁数}”,変数)のように使用する
→変数の位置は左から0番としてカウントする

テンプレート文字列を使って複数の値をフォーマットする際に便利

この記事のまとめ

入出力や変数は、C# を学ぶ上での最初のステップです
ここをしっかり理解しておくと、のちの制御分野関数、クラスなどの基礎が自然と身に付きます
実際の開発では「値を受け取って処理し、結果を返す」という流れを常に意識することが大切です

学習進捗

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