<C++>入出力・変数
今回の記事でわかること
- 入出力ができるようになる
- 変数を知ることができる
入出力について
プログラミングは実際に試した方が理解が視野すので、実際に入力してみてください。C++ では cin と cout を使って入出力を行います
入力:cin
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int num;
cout << "好きな値を入力:";
cin >> num;
cout << "入力した値は:" << num << endl;
return 0;
}
/* 出力結果
好きな値を入力:10
入力した値は:10
*/
>> が「変数に代入して読み込む」という意味で、cin は標準入力(キーボード)から値を読み取ります
出力:cout
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int num = 10;
cout << "変数内の値を出力:" << num << endl;
return 0;
}
/* 出力結果
変数内の値を出力:10
*/
<< が「値を送る」という意味で、endl は改行を表しています。cout は出力です
変数について
変数とは「値を入れるための箱」のこと。自由に名前を決められて、計算や代入に使えます
変数宣言
変数宣言とは、データ型と識別子(変数の名前)を決めて宣言することを指します
int num; // 整数型
float pi; // 小数型
char c; // 文字型
bool flag; // 論理型
上記が宣言する際の記述であり、intがデータ型、numが識別子を意味しているよ
データ型は「型」とも呼ばれ、いくつかの種類があります
型 | 説明 | サイズ |
---|---|---|
char | 文字型 | 1バイト |
int | 整数型 | 4バイト |
float | 小数型(単精度) | 4バイト |
double | 小数型(倍精度) | 8バイト |
bool | 論理型 | 1バイト |
サイズについてはメモリの概念が…ってあるから今後大事になるよ。頭の片隅には入れておいて…!!
型によって出力される結果が変わってくるから上手に使い分けようね
C言語とは違い、型を自動的に認識するため、変換指定子を使う必要がない
簡単に説明すると
- 文字型:文字を扱う(例:’a’, ‘A’)
- 整数型:小数点なしの数字(例:-1, 100)
- 浮動小数点型:小数点ありの値(例:3.14, -2.71)
- 論理型:真偽値(true / false)
変数への代入
int num; // 宣言
num = 5; // 代入
int a = 10; // 宣言と同時に代入
変数の桁数の指定
小数点以下の桁数を指定
#include <iostream>
#include <iomanip>
using namespace std;
int main() {
float pi = 3.141592;
cout << fixed << setprecision(2) << pi << endl;
return 0;
}
/*出力結果
3.14
*/
fixed は小数点表示を固定するもので、setprecision(2) で小数点以下2桁に指定しています
全体の有効桁数を指定
#include<iostream>
#include<iomanip>
int main() {
float num = 31.41592;
std::cout << std::setprecision(3) << num << std::endl;
}
/*出力結果
31.4
*/
この記述だと、全体で3桁の有効数字が表示されるため、小数点何位まで…といった場合は使用できないかも。計算で桁数が変わる場合、望んだ結果が出力されなくなる可能性も…