<C言語>入出力・変数
今回の記事でわかること
- 入出力ができるようになる
- 変数を知ることができる
プログラミングは基本的に座学よりも実際に試したほうが理解しやすいと思います。実際に下記のコードを入力してみてね
入力:scanf
scanf("%d",&num); //&numは宣言した変数を記述する。名前は分かりやすい方がいい
上記はint型の宣言であったため、指定子は%dを使用する。変数には&(アンパサンド)をつけ忘れないように注意
出力:printf
int num=10;
printf("変数内の値を出力:%d",num); //%dの部分にnumの値を代入して出力
/*出力結果
変数内の値を出力:10
*/
printf()ではダブルクオーテーション(“)で囲まれている部分を出力します
2つを合わせて使う
#include<stdio.h>
int main(void){
int num;
printf("好きな値を入力:");
scanf("%d",&num);
printf("変数num内の値を出力:%d",num);
}
/*出力結果
好きな値を入力:10
変数num内の値を出力:10
*/
変数について
変数とは、よく説明される言い方で表すと「値を入れるための箱」のこと
自由に名前を決めることができ、値を入れたり、その値に対して演算を行うことができる
演算:足し算や引き算、掛け算、割り算等といった計算のこと
変数を扱う上で必要なこと
- 変数宣言
- 変数への代入
変数宣言
変数宣言とは、データ型と識別子(変数の名前)を決めて宣言することを指します
int num;
上記が宣言する際の記述であり、intがデータ型、numが識別子を意味しているよ
データ型は「型」とも呼ばれ、いくつかの種類があります
型の種類 | 名前 | 変換指定子 | サイズ |
---|---|---|---|
文字型 | char | %c | 1バイト |
整数型 | short int int long ing unsigned int | %hd %d %ld %u | 2バイト 4バイト 4バイト 4バイト |
浮動小数点型 | float double | %f %lf | 4バイト 8バイト |
論理型 | bool | – | 1バイト |
サイズについてはメモリの概念が…ってあるから今後大事になるよ。頭の片隅には入れておいて…!!
型によって出力される結果が変わってくるから上手に使い分けようね
簡単に説明すると
・文字型:文字を代入、出力等ができる(a,A,あ,安)
・整数型:小数点を除く数字の代入、出力等できる(-1,1)
→小数点のある値に関しては、小数点以下が削除される
・浮動小数点型:小数点のある値を扱うことができ、代入や出力等ができる(-11.1,2.22)
・論理型:真偽値を表すための型であり、2つの値を持つ。trueは真、falseは偽を表す
変数への代入
変数の代入とは、自分が指定した変数に対して値を入れることを指します
num = 1;
上記では「変数numに1を代入する」といった処理が行われており、基本的には上記の記述で変数の代入を行うことができます
※変数の代入には、代入前に変数宣言をする必要がありますので注意!!宣言してなかったらエラーが起きる
int num = 1;
変数宣言を行う際、すでに代入する値が決まっているのでしたら上記の書き方も良いかも。実行結果は同じものが出力され、コードも短く済むよ
変数の桁数の指定
小数点以下の桁数を指定
#include<stdio.h>
int main(){
float num = 3.141592;
printf("%.2f",num);
}
/*出力結果
3.14
*/
上記の%.2fで小数点以下2桁を表示するようにできる。また%5.1fのように小数点より前を5桁、小数点より後を1桁のように指定することもできるよ