＜C++＞定義と呼び出し

今回の記事でわかること

関数の基本的な書き方
引数や戻り値の扱い方

関数とは

関数とは「特定の処理をまとめて名前を付けたもの」です。プログラムを小さく分けて管理できるため、コードが見やすく、再利用もしやすくなります。

例えるなら「料理のレシピ」のようなもので、レシピに従って材料を渡すと、決まった料理（処理結果）が返ってきます

関数の定義方法

C++ で関数を定義する基本の書き方は以下の通りです

戻り値の型 関数名(引数リスト) {
    // 実行したい処理
    return 戻り値;    // 戻り値がある場合のみ
}

ポイント

項目	説明
戻り値の型	処理が終わった後に返す値。返さない場合は void
関数名	好きな名前を付けられる（英数字、アンダースコアのみ）
引数リスト	関数に渡す値。ない場合は空欄でも可
本体｛｝	実際に実行する処理を書く部分

関数の呼び出し

関数を使うときは「関数名(引数);」のように書きます。定義した処理がそこで実行されます

関数を用いた実例

引数なし・戻り値なしの関数

何度も同じ処理を何度も呼び出すことができ、プログラムがすっきりします

#include <iostream>
using namespace std;

// 関数の定義
void greet() {
    cout << "こんにちは！" << endl;
}

int main() {
    // 関数の呼び出し
    greet();
    greet();
    return 0;
}

/* 出力結果
こんにちは！
こんにちは！
*/

戻り値ありの関数

#include <iostream>
using namespace std;

// 関数の定義（整数を返す）
int getNumber() {
    return 100;
}

int main() {
    int x = getNumber();    // 戻り値を受け取る
    cout << "戻り値は " << x << " です" << endl;
    return 0;
}

/* 出力結果
戻り値は 100 です
*/

月ノ書