Pythonの式と演算子をわかりやすく解説|計算・比較・論理演算の基礎まとめ
この記事でわかること
- Pythonにおける「式」とは何か
- 演算子の基本的な考え方
- 算術演算子を使った計算方法
- 比較演算子で値を比べる方法
- 論理演算子の役割と使いどころ
- よくあるミスと考え方のポイント
式とは何か
Pythonにおける「式」とは、評価すると値になるもののことを指します
少し難しく聞こえますが、実はとても身近な存在です
1 + 2これは計算すると 3 になります
このように、値を計算して結果が出るものはすべて「式」です
変数を使った場合も同じです
x = 10
x + 5x + 5 は、15 という値になる式です
Pythonは、このような式を評価しながらプログラムを動かしています
演算子とは
演算子とは、値と値を使って何かをするための記号です
- 足す
- 引く
- 比べる
- 条件を組み合わせる
こういった処理を行うために演算子が使われます
Pythonにはさまざまな演算子がありますが、まずは基本となるものから覚えるのが大切です
算術演算子(計算)
数値の計算に使われる演算子です
| 演算子 | 意味 |
|---|---|
| + | 足し算 |
| – | 引き算 |
| * | 掛け算 |
| / | 割り算 |
| // | 割り算(整数) |
| % | 余り |
| ** | 累乗 |
a = 10
b = 3
print(a + b)
print(a - b)
print(a * b)
print(a / b)
print(a // b)
print(a % b)
print(a ** b)/ は結果が小数になりますが、// は小数点以下を切り捨てた結果になります% は余りを求めるときによく使われ、偶数・奇数の判定などにも使われます
文字列と演算子
算術演算子の中には、文字列に使えるものもあります
text = "Python"
print(text + "入門")これは文字列の結合になります
また、掛け算を使うこともできます
print("Hello " * 3)同じ文字列を繰り返したいときに便利です
ただし、文字列同士の引き算や割り算はできないので注意が必要です
比較演算子
値同士を比べて、結果を True または False で返す演算子です
| 演算子 | 意味 |
|---|---|
| == | 等しい |
| != | 等しくない |
| > | 大きい |
| < | 小さい |
| >= | 以上 |
| <= | 以下 |
x = 10
y = 5
print(x == y)
print(x > y)
print(x <= y)比較演算子の結果は bool型 になります
この結果は、後で学ぶ if文(条件分岐)で大活躍します
論理演算子
複数の条件を組み合わせたいときに使う演算子です
| 演算子 | 意味 |
|---|---|
| and | 両方がTrue |
| or | どちらかがTrue |
| not | 否定 |
age = 20
is_student = True
print(age >= 18 and is_student)
print(age < 18 or is_student)
print(not is_student)条件を組み合わせることで、より現実的な判断ができるようになります
演算の優先順位
演算子には優先順位があります
result = 1 + 2 * 3この場合、掛け算が先に計算され、結果は 7 になります
分かりにくい場合は、かっこを使うのがおすすめです
result = (1 + 2) * 3読みやすさとミス防止のためにも、積極的に使うと良いです
まとめ
- 式とは、評価すると値になるもののことです
- 演算子は、値を計算したり比較したりするための記号です
- 算術演算子で計算ができ、文字列にも一部使えます
- 比較演算子と論理演算子は条件判定に欠かせません
- 優先順位が分かりにくいときは、かっこを使うのが安心です
ここまで理解できると、Pythonで「考えた通りの処理」を書けるようになってきます